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住職ご挨拶

熊野山 楊柳寺(ゆうやさん ようりゅうじ)

 青砥 優璋(あおと ゆうしょう)

<ご挨拶>

 楊柳寺住職の青砥 優璋と申します。

 私は、ごく普通の一般家庭で育ちました。ですが、中学生の頃から自分自身が何故この世に生を受け存在しているのか疑問に思うようになりました。それ以降、お釈迦様が説かれた諸行無常や悟り・苦しみからの解脱の教えに興味を持つようになりました。また、実家が真言宗と関わりがあったこともあり、さまざまな方のご縁により19歳の時に高野山で得度を受け僧侶の卵になりました。今思えば、感受性の豊かな時期に高野山独特の神聖な空気の中で貴重な体験を味わえたことは本当にありがたいことだと感謝しております。

 またその後、大学時代の先輩僧侶(現曹洞宗住職)に背中を押され曹洞宗とのご縁を頂きました。現在は曹洞宗専門僧堂修行後、若輩ながら楊柳寺26代目の住職を務めさせて頂いております。

 僧堂生活時代に老師から「分からないことを分からないまま全て受け入れて下さる仏様」と教わりました。みんな辛いこともあれば楽しいこともあり明日のことは分からない、分からないから余計に頭の中がぐちゃぐちゃになってしまう。だから分からないことは仏様に預けて、とりあえずほっと一息ついて心を調えましょう、という意味でした。私自身も分からないことだらけで、いまだ悟りなど程遠い道のりを行ったり来たりして日々を過ごしております。

 現在、世の中は情報化社会になり、急激にスピードを増しております。この世は諸行無常で無常迅速です。ですが、神社仏閣は、柳の枝のように柔らかくしなやかに数百年という悠久の時を歩んできています。楊柳寺は遠くの山から朝日と夕日が奇麗に見え、時には雲海も見える変わらない自然に包まれた土地に650年以上あり続けています。

 どうぞ皆様、お気軽にお参りいただき、自然豊かなお寺で「坐禅がしたい」とおっしゃって下さい。一緒に坐りましょう。

 

<住職略歴>

≪真言宗≫

● 得度・ 受戒(とくど・じゅかい)

        :高野山  平成5年6月                       

●  四度加行(しどけぎょう)

                :高野山  平成5・6年          

● 傳法灌頂(でんぽうかんじょう)

        :高野山  平成6年10月20日   

●  四国88ヵ所 札所勤務

        :平成8年から平成18年まで                               

●  四国88ヵ所 行脚成満 平成12年度

≪曹洞宗≫ 

●  得度       :楊柳寺  平成17年10月                            

●  修学       :瑞應寺  平成18・19年                                                           

●  首座法戦式(しゅそほっせんしき)

                   :蓮性寺  平成20年10月4・5日  

●  伝法(でんぽう):楊柳寺  平成21年3月                                

●  瑞世(ずいせ)

          :總持寺拝登  平成21年9月          

          :永平寺拝登  平成21年10月        

●  楊柳寺代表役員・住職   就任

          :平成24年6月21日                                   

●  楊柳寺26世晋山結制(しんさんけっせい)

          :楊柳寺  平成25年10月