<法事(供養)について>
日本人は古来、人が亡くなると魂が抜けると考えていました。特に新しい魂を荒魂(あらたま)と呼んで、人に祟るものとして恐れられていました。そして、そうした魂を鎮め供養されることにより優しい和魂(にぎみたま)となり、更に供養すると、やがて完璧な無色透明で清浄な覚霊(かくれい)に昇華(しょうか)していくと考えました。
こうした日本人の基本的な霊魂観と外来の宗教である仏教・道教・儒教が、複合・融合・習合して現在の法事が執り行われております。
また、法事とは報恩感謝の供養であり、ご先祖様のご縁を頂いて自分が生かされていることを再確認する節目の行為です。自分自身を見つめ直し、自分の居場所を確認し、心の安心を得る大切な行事です。
どうぞ、何かお悩みがございましたら、ご遠慮なくご相談下さい。
お寺での法事もさせて頂いております。お気軽にご連絡下さい。
熊野山 楊柳寺
電話 0867-75-2836
<楊柳寺境内>
<供養の主な種類>
◉ 先祖供養
現代のように刹那的で変化の激しい時代には、悠久の時間、目に見えない人との繋がりに思いを巡らすことは容易なことではないかもしれません。しかし、私達が今ここに存在していることは、ご先祖様があってのことです。
まずは、拠り所となるご先祖様に手を合わせて、自分自身を見つめ直してみられてはどうでしょうか。
◉ 大施食会(だいせじきえ) ※7月15日 開催
毎年、初盆・3回忌・戦歿者・墓地使用者の方を対象に慰霊法要を行っております。
<施食棚>
◉ 水子・童(わらべ)供養
母胎(水子)・母胎から出てすぐの嬰子(えいじ)・嬰女(えいにょ)・母胎から数年経た孩子(がいじ)・孩女(がいにょ)、15歳頃までの子供である童子(どうじ)・童女(どうにょ)のご供養です。
葬儀、法事などのご供養を執り行います。死後何年経っていても構いませんのでご遠慮なくご相談下さい。
◉ 動物(ペット)供養
亡くなった動物(ペット)のご供養です。
葬儀、法事などのご供養を執り行います。但し、火葬施設はございません。永代供養廟申込者の方は、ペットと一緒の席(区画)を用意しております。
◉ 人形供養
大切にしていた人形や玩具を、性根を抜き供養致します。
◉ 永代供養廟 安穏樹(えいたいくようびょう あんのんじゅ)
将来が心配な方、身寄りのない方など、楊柳寺にて温かく安らかで穏やかな場所で安置させて頂きます。
お気軽にご相談下さい。
熊野山 楊柳寺(ようりゅうじ)
電話:0867-75-2836
メール:fwpsx841@ybb.ne.jp
<令和5年 年回表>
1周忌 令和4年
3回忌 令和3年
7回忌 平成29年
13回忌 平成23年
17回忌 平成19年
25回忌 平成11年
33回忌 平成3年
50回忌 昭和49年
※ 当山では、先代住職の意向で、23・25・27回忌は、1つの法要として行っております。
◉ 開眼(かいげん)供養
お仏壇、お仏像、お位牌、お墓など、性根・魂入れの法要です。 新しくされた時、修繕後に行います。
◉ 撥遣(はっけん)供養
お仏壇、お仏像、お位牌、お墓、人形など、性根・魂抜きの法要です。お炊き上げ、修繕前に行います。
◉ 遷座(せんざ)供養
お仏壇、お仏像、お位牌、お墓など、移転の前後に行う法要です。
<法事(供養)の準備>
上記、参考事例になります。その地域によって準備物が異なります。事前にご相談下さい。
<供具団子>
<法事の流れ>
◉ 住職の到着↓
◉ 法事内容説明・法話(約5分)↓
◉ 読経、焼香(約40分)↓
◉ お墓まいり(約15分)↓
供物(水・花・洗米・菓子・果物・霊供膳の料理は紙皿へ移す)をお供えし、線香(ローソク)に火をつけます。
読経が始まると施主(当家代表)より線香を立て、洗米と水を順番に供えしおまいりします。
引き続き会食がある場合
※外でのお斎の場合は、霊位のお位牌とお写真は忘れないで下さい。
◉ 施主より挨拶
<祭壇について>
当山法事用の位牌や供物位置などの詳細を記した祭壇資料がございます。必要な方は、お気軽にご連絡下さい。
<お布施について>
現在では、お布施は読経料と同じイメージをお持ちの方も少なくないと思います。仏教のお布施には、施す人・受け取る人・施す物が清浄でなければならないという教えがあります。お互い報恩感謝の気持ちでご供養して頂ければありがたく思います。
お寺での法事もさせて頂いております。お気軽にご連絡下さい。
熊野山 楊柳寺(ようりゅうじ)
電話:0867-75-2836
メール:fwpsx841@ybb.ne.jp