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葬 儀

<葬儀について>
 

 葬儀とは、亡くなられた方から私達に見えない魂の贈り物を戴く大切な儀式です。
楊柳寺の葬儀では、命の尊さに向き合い、遺族の悲しみに寄り添い、丁寧にご供養させていただきます。

 今から何万年も前の原人(げんじん)と呼ばれる人々のお墓を発掘すると、そこにはお花を供えた跡や動物の牙や石で造られたお守りが出てきました。これらは「副葬品(ふくそうひん)」と呼ばれるものです。

 亡くなられた方に感謝する為、亡くなられた後の世界の安心を願う為、また、死の恐ろしさから逃れる為にされてきました。そして、亡くなられた方からは、命の尊さと悲しみを受け入れる大切さを教わり、生ある私達の魂に引き継がれます。このように葬儀のやり方は人類の誕生とともに生まれ、その考え方が現在にも繋がっているのです。

 

 

お亡くなりになられた際には、先ずご相談下さい。(24時間対応)

熊野山 楊柳寺 

      電話 0867-75-2836      

メール fwpsx841@ybb.ne.jp   

 

檀家未加入、ご生前のご相談も承りますので、ご遠慮なくお問い合わせ下さい。

県外ご遠方でも可能な限りお伺いし、お勤めさせて頂きます。

 

<法要内容 枕経→通夜→葬儀>

① 枕経(まくらぎょう)
 

 枕経では、自宅にて、故人に初めての「御経・御和讃(ごわさん)」を差し上げます。枕経は、お棺に入る前に布団と枕に安置(寝た)された状態で、読経のお勤めをさせて頂きます。蝋燭、一輪花、線香、水、枕飯をお供えし、末期の水を行い、読経いたします。
 医師の死亡診断後に、ご自宅や葬儀場等へご遺体を移動します。この際自家用車ではご遺体を運べません。法律上許可された車両でしか運べません。例えば、病院で亡くなればご遺体を移動するため、専用の車両を葬儀社などへ依頼しないといけません。予め葬祭場は、生前に決めておかれるのがよいでしょう。同時に、お亡くなりになられたら、家族や親戚、葬儀社と同様に、楊柳寺にもすぐにご連絡を下さい。

 

② 通夜(つうや)
 

 通夜(つや=つうや)は、通夜夜伽(つうやよとぎ)といいます。葬儀の前夜です。夜を通して、家族、親類、知人などが集まり故人を見守り続けます。故人の生涯を偲び、生前の恩に感謝し、冥福を祈り、後悔や未練を残さないようにして差し上げる供養です。

 

③ 葬儀(そうぎ)

 

◎ 葬送の辞(そうそうのじ)
 お釋迦様をはじめ、全ての仏様方においでいただき、新たに仏となろうとする故人を見守り、黄泉の途がつつがなく安穏になりますように願います。

 

◎ 剃髪(ていはつ)
 苦しみや迷いの元となる煩悩を離れ、仏の道に入るため頭の髪を絶ち、執着を断ち切ります。葬儀ではカミソリで髪を剃る儀式をします。

 

◎ 授戒(じゅかい)

◉ 懺悔(さんげ):一生の間にしてきた様々な行いを振返り、無垢の心に立ち返ります。

 

◉ 三宝(さんぼう):三つの宝に帰依(信じてよりどころとする)します。仏宝は仏様、法宝は仏様の教え、僧宝は信心する仲間に帰依します。

 

◉ 洒水(しゃすい):教えを伝える聖水を故人に注ぎます。

 

◉ 信仰のお誓い:『三帰戒(さんきかい)』『三聚浄戒(さんじゅじょうかい)』『十重禁戒(じゅうじゅうきんかい)』の十六条の戒を授かり受けて仏門に入ります。

『三帰戒(さんきかい)』
仏と法(教え)と僧(信仰の仲間達)を信じ、帰依する誓いを立てます。

 

『三聚浄戒(さんじゅじょうかい)』
悪をせず、善に励み、世のために尽くすお誓い。

 

『十重禁戒(じゅうじゅうきんかい)』…仏として実践すべき十条の戒め

 1. 不殺生戒(ふっせっしょうかい):仏は、殺さない。命を生かすことがつとめ。

 2. 不偸盗戒(ふちゅうとうかい):仏は、奪わない。与えることがつとめ。

 3. 不邪淫戒(ふじゃいんかい):仏は、愛欲を貪らない誠実さを持つ。

 4. 不妄語戒(ふもうごかい):仏は、偽らない。真実を語る。

 5. 不酤酒戒(ふこしゅかい):仏は、酒に酔ったり思いにとらわれたり仏道を踏み外さない。

 6. 不説過戒(ふせつかかい):仏は、人の悪い面だけを見て非難しない。

 7. 不自讃毀他戒(ふじさんきたかい):仏は、人の悪口を言わず、自分を誇らず謙虚でいる。

 8. 不慳法財戒(ふけんほうざいかい):仏は、自分に大切なものでも人に惜しみなく分け与える。

 9. 不瞋恚戒(ふしんにかい):仏は、怒りがこみあげても自分が仏であることを忘れない。

 10. 不謗三宝戒(ふぼうさんぼうかい):仏は、常に仏法僧の三宝を褒め讃(たた)え、人を導くことが努め。

 

◉ 血脈授与(けちみゃくじゅよ)
 戒を授かり、改めて仏教徒になった証明に「血脈」を頂きます。お釋迦様より歴代のお弟子様の名が記され、朱線で結ばれています。その最後には、現住職の次に故人の戒名が記され、正式にお釋迦様の教えが伝わったことを表します。

 

◎ 引導法語(いんどうほうご)
 法炬(たいまつ)で故人を仏の浄土へ導く式です。
 迷わず仏の道を進むことが出来るように、御経ではなく、住職が言葉を選び、故人を導く法語(おしえのことば)を贈ります。

 

◎ 告別式(こくべつしき)
 弔辞や弔電を奉読いたします。喪主・近親者より焼香が始まります。

 

◎ 出棺(しゅっかん)
 お棺の蓋を開け、花、家族の写真、手紙等を入れて差し上げます。故人の最後のお姿を深く心に刻み、永遠のお別れをします。お棺を霊柩車へ安置し、火葬場へ向けて出棺します。

 

④ 七日経(なのかぎょう)
 亡くなった日も入れて7日目に初七日法要を営みます。
 現在では、収骨後に繰り上げて初七日法要が営まれることが多くなりました。 四十九日(満中陰)目の法要には親族を呼び納骨をする場合が多いです。

 

⑤ お布施(ふせ)について
 現在では、お布施は、読経料と同じイメージをお持ちの方も少なくないと思います。
 仏教には、お布施には、施す人・受け取る人・施す物が清浄でなければならないという教えがあります。
 葬儀は、どこからともなく突然やってきます。様々なことがそれぞれの状況でおありだと思います。まずはご遠慮なくご連絡ご相談下さい。

 

⑤仏位料(ぶついりょう)について

仏位(院号・軒号)とは、故人の戒名を授ける際、生前どれだけ菩提寺へ貢献(寄付や世話をするなど)されたかに対し、寺側が報恩感謝の意を込めてお渡ししているものです。

元々、院号(いんごう)・軒号(けんごう)は、宿泊できる場所をあらわしており、寺側が檀家の方の貢献度によって土地を贈呈していました。

現在、当山では、檀信徒の方に院号・軒号と居士号をお渡しさせて頂いております。居士号とは、僧侶ではない在家の禅の修行者・家主・家長の意をあらわしています。

また、院号・軒号には一代(いちだい)院号・軒号と永代(えいたい)院号・軒号があります。一代はその代の当家の夫婦のみになります。次の代の方には引き継がれません。永代は、次世代に引き継がれます。

※一代院号・軒号を望まれる方はお布施(志納)とは別に仏位料が発生いたします。一代院号30万円・一代軒号15万円になります。

 

<ご遺骨の葬儀について>

※ このような方が選んでいます

 

・ご遠方にお住まいで、どうしても葬儀日時の合わない方。

・突然の訃報に慌てて直葬を選択したが、改めて丁寧な葬儀をされたい方。

・ご事情により、密かに葬儀をされたい方。

 

お寺を祭場としてご利用頂くことにより、葬儀総額費用を低価格におさえることが可能です。事前にご相談下さい。

     

※お骨での葬儀の流れ

 

⒈ 先ずは、楊柳寺へご連絡お願いします。(喪主氏名連絡先・故人氏名・生年月日・歿年月日・故人の趣味特技などをお伺いします)↓

⒉ 枕経・お通夜は、当山にて執り行わせて頂きます。ご希望がございましたらお伺い致します。↓

⒊ 直葬(葬儀社か直葬業者等に依頼され、火葬を行います)で手続きを行います。↓

⒋ 改めて当山へご連絡頂き、ご遺骨での葬儀の日時を決めて当山へお参り頂きます。

 

※ お骨葬儀当日ご持参いただくもの
 

  故人のお骨・白木のお位牌大小・お供物(菓子・果物・花)・御霊供膳・卒塔婆(そとば)・供具団子など。

 以上、ご連絡いただければ、白木のお位牌大小・御霊供膳・卒塔婆はご用意させていただきます。

白木のお位牌大小3000円・御霊供膳1000円・卒塔婆5尺 1000円 6尺2000円・供具団子1000円

 

お亡くなりになられた際には、先ずご相談下さい。(24時間対応)

熊野山 楊柳寺 

      電話 0867-75-2836      

メール fwpsx841@ybb.ne.jp